【試合感想】エマヌエル・ロドリゲス vs レイマート・ガバリョ WBCバンタム級暫定王座決定戦

エマヌエル・ロドリゲス vs レイマート・ガバリョ

 

今回は12月20日に行われましたWBCバンタム級暫定王座決定戦エマヌエル・ロドリゲス vs レイマート・ガバリョの試合感想となります。

当初はノルディ・ウバーリ VS ノニト・ドネアの試合でしたがウバーリの新型コロナウイルス感染に伴いドネア VS ロドリゲスの王座決定戦に変更されました。しかしドネアもまさかの新型コロナウイルス感染に伴いこの試合も中止に。

 

【ボクシング】試合予想! 12/19 ノニト・ドネア VS エマヌエル・ロドリゲス  WBC世界バンタム級王座決定戦 
今回はWBCバンタム級1位ノニト・ドネア VS 同級4位エマヌエル・ロドリゲスの王座決定戦について書いていこうと思います。 当初の予定では12月14日ノルディ・ウバーリ VS ノニト・ドネアのタイトルマッチでし

 

新型コロナウイルスの影響で対戦相手が2転3転とされる中、試合の約2週間前に急遽このカードが組まれる運びとなりました。

 

この記事ではエマヌエル・ロドリゲス vs レイマート・ガバリョの試合模様を振り返りたいと思います。

両者のプロフィール

まずは両選手の簡単なプロフィールを紹介したいと思います。

 

エマヌエル・ロドリゲスのプロフィール

エマヌエル・ロドリゲス

エマヌエル・ロドリゲス

 
  • 出身国     :プエルトリコ
  • 年齢      :28歳
  • 身長      :168cm
  • リーチ     :169cm
  • 利き腕     :右利き
  • 階級      :バンタム
  • 獲得タイトル  :IBFバンタム級王座

ロドリゲス前IBFの王者アマチュアユースオリンピック金メダリストとアマチュア経験も豊富な強豪ボクサーです。

オーソドックスなボクサーファイターでスピード・オフェンス・ディフェンスにおいてどれも高水準の武器を揃えています。2018年に行われましたWBSSの井上尚弥選手との試合では2RKOで敗退しましたが井上選手の速いパンチにカウンターを合わせられるセンスを秘めています。

 

【ロドリゲスのハイライトシーン】

 

 

レイマート・ガバリョのプロフィール

レイマート・ガバリョ(右)

  • 出身国     :フィリピン
  • 年齢      :24歳
  • 身長      :169cm
  • 利き腕     :右利き
  • 階級      :バンタム
  • 獲得タイトル  :WBAバンタム級暫定王座

ガバリョはファイタータイプのボクサーです。勢いのある選手でガンガン前に出て力強いパンチを振ります。モーションが大きくやや隙のありそうなスタイルですがパワーがあり高いKO率を誇ります。

井上選手山中慎介氏のスパーリングパートナーを務めていた経験もあります。

 

【ガバリョのハイライトシーン】

 

 

両者の戦績

  ロドリゲス ガバリョ
戦績 20戦 19勝  23戦 23勝
KO数 12KO 20KO
KO率 60% 86%
世界戦 3戦 1戦

 

体格はロドリゲス169cmガバリョ168cmと拮抗していますがパワーではKO率やファイトスタイルを見る限りガバリョに分があります。アマチュアのキャリアやプロでの試合で培ってきたテクニックがロドリゲスにはあるのでガバリョの攻撃を空転させることが出来るかが試合のポイントとなりそうです。

 

不運が重なり事前の対戦相手が変更されたことが両陣営のコンディションに影響が出ていないか気掛かりになりますね。

 

試合展開

1R~3R

試合開始直後からガバリョがパンチを振りますがロドリゲスはパンチがよく見えています。ガバリョは攻めるものの逆にロドリゲスのカウンターを貰ってしまうシーンがいくつか見られました。

ロドリゲスは早い段階でガバリョの攻撃を把握しディフェンスや横へのフットワークで上手く距離を作りガバリョの攻撃に対応し始めます。

 

4R~6R

試合は前進するガバリョをロドリゲスが足を使って迎え撃つ展開に。ガバリョは手数こそ出ますがロドリゲスのディフェンスやサークリングで上手く捌かれ中々パンチが当たりません。4Rにはロドリゲスの右のカウンターを喰らいグラつくシーンも見られます。ガバリョは攻めるパターンが前進のステップインだけなのでロドリゲスに対応されているように映ります。試合はロドリゲスがコントロールか。

 

7R~12R

中盤から終盤にかけてガバリョの攻撃にボディーへの打ち分けが増え始めます。ロドリゲスがボディへの攻撃を嫌がるシーンもありましたが決定打には至りません。9Rにはロドリゲスの左ジャブのカウンターを貰いグラつくシーンも。

ロドリゲスはいくつかのカウンターでガバリョを効かせますが危険を冒さず冷静なアウトボックスで試合をコントロール。

試合は序盤から終盤にかけてロドリゲスが危ない場面を作ることなくゴングを迎え勝敗は判定に委ねられます。

ロドリゲスがガバリョをアウトボックスした、そんな試合に映りました。

 

試合結果

判定結果は

ロドリゲス ガバリョ
113 115
118 110
112 116

ガバリョが2-1のスプリット判定で勝利

 

私はロドリゲスが勝ったと思っていたのでこの判定結果には正直驚きました・・・(笑)

 

ロドリゲスが試合をコントロールしたように見えましたが手数をガバリョに許した事とアウトボックスをした事が積極性に欠けると判断されてしまったのでしょうか。ロマチェンコVSロペスの試合でも、有効打を積み重ねるものの消極的な姿勢のロマチェンコに対し、手数で上回ったロペスに軍配が上がった事からボクシングの採点基準が手数とアグレッシブ性を重視する方向に見直されてるのかも知れません。

 

プロボクシングはれっきとした格闘技ですが観客を楽しませる興行としての側面も持ち合わせており、多くのお客さんからは激しい打ち合いや衝撃的なノックアウトが好まれる傾向にあります。手数やアグレッシブ性を重視する判定が見受けられる近年ではディフェンシブなボクサーはポイント争いの面で不利になりそうです。

 

ガバリョは無敗で暫定王者

ロドリゲスはここで手痛い2敗目

 

今後のバンタム級戦線に注目が集まります

ここまでご覧いただきありがとうございました!!

この記事はいかがだったでしょうか?

回答結果を見る

Loading ... Loading ...

コメント

タイトルとURLをコピーしました