今回はWBCバンタム級1位ノニト・ドネア VS 同級4位エマヌエル・ロドリゲスの王座決定戦について書いていこうと思います。
当初の予定では12月14日ノルディ・ウバーリ VS ノニト・ドネアのタイトルマッチでしたが正規王者ウバーリの新型コロナウイルス感染に伴い、急遽このカードが組まれました。
両選手ともWBSSで井上尚弥選手と戦ったことで日本でも馴染みのある選手ですね。
この記事では両選手の戦績を振り返りながら、勝敗を予想しようと思います。
プロフィール
ノニト・ドネアのプロフィール
- 出身国 :フィリピン
- 年齢 :37歳
- 身長 :170cm
- リーチ :171cm
- 利き腕 :右利き
- 階級 :フライ→Sフライ→バンタム→Sバンタム→フェザー
- :→Sバンタム→バンタム
ノニト・ドネアはフライからフェザー級までの5階級制覇を成し遂げた現代ボクシングにおいては言わずと知れた、正にフィリピンのレジェンドボクサーです。
相手を一瞬でマットに沈めてきたボクシングスタイルは〈フィリピンの閃光〉という異名で世界中から恐れられ、かつてはPFPランキングの3位に君臨していました。
数多の強豪ボクサーをマットに沈めてきた左フックはドネアの代名詞でもあり最大の武器ですね。
脅威的なパンチは左フックだけはでなく、左右のパンチ全てが相手をノックアウト出来る威力を秘めています。
エマヌエル・ロドリゲスのプロフィール
- 出身国 :プエルトリコ
- 年齢 :28歳
- 身長 :168cm
- リーチ :169cm
- 利き腕 :右利き
- 階級 :バンタム
ロドリゲスはプエルトリコ出身の元IBF世界バンタム級チャンピオンでアマチュアでのユースオリンピック金メダリストとして知られています。
ボクシングスタイルはアマチュア出身に多いオーソドックスなボクサーファイターで総合的にバランスのいい選手で手数が多くスピードもあります。
WBSS2回戦の井上尚弥選手との試合では、敗れはしたものの井上選手にプレッシャーをかけ、井上選手のパンチに怖いタイミングでカウンターを合わせていたシーンが印象的でした。
両者の戦績比較
ノニト・ドネア | エマヌエル・ロドリゲス | |
戦績 | 46戦 40勝 6敗 | 20戦 19勝 1敗 |
KO数 | 26 | 12 |
KO率 | 56 % | 60 % |
世界戦 |
22戦 | 3戦 |
ロドリゲスの世界経験に対し、ドネアが22戦と大きく上回っていることが分かります。
ロドリゲスがドネアのキャリアを上回れるかどうかが、試合のポイントの1つになりそうですね。
また、両選手ともにWBSSで井上尚弥選手と対戦しています。
その試合の結果が
ドネア 判定負け
ロドリゲス 2RTKO
となっています。この結果もポイントの1つになりそうですね。
試合の展開&予想
両選手のアドバンテージ
パワー・体格・キャリアではドネア、スピードではロドリゲスがそれぞれ上回っていると見ています。
試合のポイント
打たれ強くパワーで優るドネアのプレッシャーをロドリゲスがどう対応するのかがポイントの1つです。
ロドリゲスは井上選手との試合でもスピード負けしていなかったのでスピードの面ではドネアのパンチにも対応出来ると思われます。
しかし、ドネアを語る上で欠かせないのが伝家の宝刀・左フック。
ロドリゲスがドネアに勝つには左フックの攻略が鍵となります。
2つ目のポイントは37歳になり、およそ1年ぶりの試合となるドネアのコンディションです。
井上選手との試合では最高のパフォーマンスを披露しましたがそれ以前のキャリアでは限界説も囁かれていました。
こればかりは未知数ですが、バンタムに戻してからのドネアはモチベーションの高さが伺えるので今回の試合でも高いパフォーマンスを発揮すると思われます。
最後にお互いのキャリアの比較となります。
ドネアは世界的ビックネームとの対戦経験が豊富にありますがロドリゲスは世界的ビックネームとの対戦は井上選手との試合のみとなります。
このキャリアの差も試合に大きく影響するものと思われます。
まとめ
私の予想ではノニト・ドネアの判定勝利です。
世界経験で優り、何より1ボクシングファンとしてモチベーションの高いドネアが負けるシーンを想像することが出来ないです;
この試合はWOWOWで視聴することが出来ます。
両選手とも実力のあるボクサーなので試合が楽しみですね!!

ここまでご覧いただきありがとうございました!!


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